2012年9月21日金曜日

写真とは何か

写真とは何か、なんてことを考えることもありますが、わたしにとっての写真は単なる記録にすぎません。おもしろいシーンだったり、質感だったり、雰囲気だったりそんなことを感じたときにシャッターを切ります。あ、いいなと思う気持ちをしまうような気持ちでシャッターを切ります。写真という形態がそんな気持ちを取っておくのに都合がよいのかもしれません。

わたしは人の生活そのものに興味があります。

ひとはいいことがあったり、悪いことがあったりしながら、時には穏やかな気持じゃなかったり、思いやりを忘れたりします。それでもみんな毎日、生きています。今日生きて、明日も生きるということは、どこか尊いことなんじゃないかと感じています。

どんな偉い人でも、賢い人でもいつかは死にます。そう考えると、今この瞬間に生きてこの世にだれかと存在することは運命的だと感じてしまうわけです。華やかで彩られた生活よりも、地味だけれども、生きることに正面からがっちりと向きあうような生活に憧れます。

植物や、機械や、ゴミの空き缶も、むしろ、なんだか親近感がわいてくるわけです。

きっとそういうものをこれからも撮り続けます。これが今のわたしの写真です。写真というより、むしろ、生きるスタンスと言ったほうがいいかもしれませんね。


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